水位変動域斜面緑化 みずあかね工法
ディアールマットとメリケンムグラの相乗効果により水位変動域斜面を緑化・保護できる画期的な工法です。
ダム湖岸や貯水池内などの水位変動域斜面は、波浪による浸食や、乾湿を繰り返すこと、さらに面積が広大なことから、緑化による保護が困難とされてきました。
水位変動域斜面緑化 みずあかね工法は、水陸両用植物である"メリケンムグラ"の種子を内蔵した"ディアールマット"を敷設し、ディアールマットとメリケンムグラの相乗効果により
水位変動域斜面を緑化・保護できる画期的な工法です。
みずあかね工法 次世代型緑化の仕組み
メリケンムグラ
メリケンムグラは、アカネ科の多年生草本(寒冷地では一年生)で、九州地方の多くの貯水池に自生する帰化植物です。
【メリケンムグラの特徴】
- アカネ科の多年生草本(寒冷地では一年生)で、北米原産の帰化植物です。
- 日本では、1960年代に最初に確認され、今では九州地方の多くの貯水池に自生しています。
- 在来種を駆逐して繁茂するような植物ではありません。逆に水位の変動によって乾湿を繰り返す斜面など、 在来種が定着し得ない場所にうまく適応する水陸両用の植物です。
- 水位変動域斜面に生育する他の草木と比較して、リン酸、窒素分を多く含む事が分かっており、水質悪化の抑制が期待できます。
- 動物や魚に対する毒性はありません。飼料や水草にも使われています。
ディアールマット
ディアールマットは、メリケンムグラなどの種子・肥料・土壌改良材を内蔵した不織布養生マットです。
【ディアールマットの特徴】
- メリケンムグラなどの種子・肥料・土壌改良材を内蔵した不織布養生マットです。
- 降雨や波浪のストレスから水位変動域斜面を保護することができる。
- 土中の水分蒸散を防ぎ、さらに暑さから種子を保護することができるので、翌春にはメリケンムグラが芽吹きます。
- Dam。(ダム)とReservoir(貯水池)の頭文字が名前の由来です。
水位変動域斜面緑化 みずあかね工法 施工事例