特殊配合モルタル吹付工
激しい凹凸地形の斜面安定及び緑化に最適な工法
「特殊配合モルタル吹付工」は、侵食防止や斜面の安定化を図り、自然を復元するのり面工事工法で、 法面保護及び山腹崩壊法面における浸食防止と自然への復元を目的とするAタイプ(緑化工)と、急傾斜地の風化浸食を防ぎ亀裂の発達を 防止し斜面の安定化を図り自然への復元を目的とするBタイプ(落石防止工)があります。
特殊配合モルタルのタイプ別特徴
特殊配合モルタル吹付工 Aタイプ【緑化工】
特殊配合モルタル吹付工(A)は、法面保護及び山腹崩壊法面における侵食防止と自然への復元を目的とする工法です。
施工内容は、立地条件に適合する資材により施工し、浸食、崩壊の防止と緑化をし自然への復元をします。
- 浸食防止。
- 自然の復元。
急斜面等の浸食を受けやすい法面に対してヤシネット及び亀甲金網張工に特殊モルタルを吹き付けることにより、 降雨降雪などの浸食を防止します。
崩落等が発生したのり面への植生導入と 早期安定を図り、自然への復元を行います。
特殊配合モルタル吹付工 Bタイプ【落石防止工】
特殊配合モルタル吹付工(B)は、急傾斜地の破砕岩や風化、亀裂の発達した不安定な部分を特殊モルタルの
接着力で岩とモルタルを一体化し、風化浸食を防ぎ亀裂の発達を防止し斜面の安定化を図ります。
将来的には、植生の進入を図り、自然への復元も期待できます。
- 劣化防止効果が長持ち。
- 軽量プラント仕様で作業らくらく。
- 寒冷地施工が可能。
- 自然への回復が期待できる。
凍結融解に強度を発揮し接着力の優れた特殊モルタルを吹き付けることにより、長期にわたり劣化が少ない。
工事においてプラント設備が軽量で材料も搬入しやすく高所作業も可能。
特殊モルタルの接着強度は低温でも強度を発揮し、寒冷地での施工に対応可能。
将来的に自然植生の進入が期待できる。
施工材料
特モルは他のアイテムと同じ工場で製造しています。その様子を一部公開しております。ご参考までにご覧頂ければ幸いです。
■【ご案内】特モル、ケイワンボンド、スタボンはこのように作っています。
施工材料配合例
■特殊モルタルAタイプ
材料 | 規格 | 単位 | 数量 |
---|---|---|---|
混合モルタル | 1:3.5 | kg | 600 |
亀甲金網 | 1.2mm × 40mm | m² | 140 |
ヤシネット | 1.0mm種子、吹付け | m² | 110 |
アンカーピン | φ13mm×600mm | 本 | 50 |
アンカーピン | φ13mm×400mm | 本 | 50 |
アンカーピン | φ9mm×200mm | 本 | 300 |
■特殊モルタルBタイプ
材料 | 規格 | 単位 | 数量 |
---|---|---|---|
混合モルタル | 1:3.5 | kg | 1000 |
亀甲金網 | 1.2mm × 26mm | m² | 140 |
アンカーピン | φ13mm×400mm | 本 | 100 |
アンカーピン | φ9mm×200mm | 本 | 300 |
特殊モルタル吹付工施工方法
1.施工前
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2.法面伐開
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3.法面清掃
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4.清掃完了
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6.削孔状況
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6.アンカーピン打設
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7.特モル吹付
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