シカ矢来
NETIS 登録番号: KK-160011-A
特許第6507584号(P6507584)
法面のシカ・イノシシ侵入防止資材
法面のシカ・イノシシ侵入防止資材 シカ矢来は、京町家で培われた『犬矢来』の文化で緑化法面を守る、法面へのシカ・イノシシ侵入防止資材です。
シカ矢来なら、野生動物を傷つけることなく、捕獲すること無く、のり面緑化を守れます。
近年頻発する都市部へ流入してくる『アーバンイノシシ』対策にも!
犬矢来(いぬやらい)とは
古来より『矢来(やらい)』とは、竹や丸太を組み合わせ柵や垣としたものを言う。矢来は『遣らい』であり、 『入るのを防ぐ』の意である。丸竹を割竹にして密に組み上げると『犬矢来』になる。出典:『京都府建築士協会 京都だより 2012.12.01』より
シカ矢来の特徴
- 高さと幅の立体構造でシカの侵入をブロック!
- 積雪のグライド圧にも耐える!
- 立体構造なので一部が変状しても侵入防止効果を維持!
- 斜面の凹凸に馴染みやすいフレキシブルな構造!
- 樹木を活用したハイブリッドな侵入防止柵にも!
- 金網資材なのでシカが絡まない!
転倒などの変状の心配がなく,長期的に安定した侵入防止効果を発揮します。
パイプフレームをワイヤーで連結し,アンカーピンにて地山に固定するため,積雪によるグライド圧がかかってもほとんど変状しません。
シカ矢来は外側柵と内側柵の2重構造となっているため,落石・倒木などで一部が変状しても内側が健全な限り侵入防止効果を持続します。
シカ矢来は,斜面の凹凸に馴染みやすい構造で,連結ワイヤーを介して地山に固定するため,立木を避けて設置したり,立木を活かして設置したりと自由自在です。
シカ矢来の内部に樹木やツル性の有刺植物を生育することで,周辺景観に調和し,より強固な侵入防止柵になります。
シカ矢来は,パイプフレームと金網で構成されているので,シカの角が絡む心配がありません。
※参考 【法面緑化工法】獣害対策はシチュエーションによって工法選択を(KF Logs)
シカ矢来 製品スペック
右のパイプフレームと金網を組み合わせるだけの簡単施工!!
シカ矢来 施工手順
- フレーム組立
- フレーム設置
- 金網設置
- 金網固定
- シカ矢来 完成
パイプフレームを組み立てます。
パイプフレームの脚部にワイヤーを通し、アンカーピンで地山に固定します。
金網を内側・外側、両面bに取り付けます。
外側金網のスカート部をアンカーで地山に固定します。
従来型との比較例(1,000㎡あたり)
コストを約20%縮減。工期は約60%短縮となります。
のり面緑化におけるシカ対策工法
のり面緑化において、各のり面緑化工法のシカ対策ポイントをまとめた資料です。『【法面緑化工法】獣害対策はシチュエーションによって工法選択を』 もご参照下さい。
京都大学と共同研究
シカ矢来の落石や積雪に対する持久力の確認と、侵入防止効果を確認し、自生するチマキザサ群落の再生を目指した共同研究を実施しています。